DIARY写メ日記詳細

アンモモプートア

MENU

中原 ふゆきの写メ日記

2024年07月23日 20時03分 ハート16

No.108 死


フランス語に la petite mort(小さな死)という表現があります。

これがどんな意味か、わかりますか…?


日本語でも

イク、とか、果てる、とか言いますよね。

それと同じ、「オーガズム」のことです。

女性でも男性でも、
「イク」瞬間は我を忘れ、恍惚とし、
どこか違うところに「逝って」しまうような感覚があります。

それをフランス語ではまさしく「小さな死」と表現するんですね。

男性の「イク」瞬間は本当に一瞬なので、
まぁなんというか「極小の死」(笑)みたいな感じなのですが、

女性のオーガズムの方が、
「死」と呼ぶに相応しい感覚なのかなぁ、という気がします。

でも、「死」すなわち「ゴール」と捉えると、
男性の方にこそ当てはまるのかなぁ。
フランス語の「小さな死」には、
「イク」瞬間だけじゃなくその後の虚脱感、
みたいな意味もあるそうです、ので。

女風のお仕事を始めて、
女性が「イク」瞬間に今までの何倍も何十倍も真剣に向き合うようになりました。
それが「ゴール」ではないけれど、
あるとないではお互いの達成感?みたいなものも多かれ少なかれ変わってきます。

目の前で女性が「イク」瞬間を見届けることは、
言うなれば快楽の海に心中するような感覚。
死の淵を泳いで、そこから戻ってくる。
自分一人では行けないところに一緒に連れて行ってもらえる感じがして、とても好きな瞬間です。

でも、「イケない」悩みをお持ちの女性も安心してくださいね。
僕たちセラピストも、そこだけをゴールにしてるわけじゃありません。

死の淵ほど深くはないところでゆらゆらしているだけでも気持ちいい。
そうやってたゆたっている間にふと波のように訪れるのが「イク」瞬間だと思います。

波に呑まれてそのまま溺れ死んじゃうのもいいし。
浮き輪にしがみついてプカプカ浮かぶのもいいし。

「イキたい」気持ちには全力で寄り添うけど、
無理にそれだけを目指さなくてもいいとも思います。


いやはや。
今日も随分とわかりづらい文章になってしまった…

早くもっと身近なテーマ来ないかな…

と思いつつ、

毎日死にそうになりながら書いている

ふゆきでした(⁠ ⁠´⁠◡⁠‿⁠ゝ⁠◡⁠`⁠)

コメント一覧

  • 匿名希望 さん

    めちゃくちゃ綺麗な表現で、読んでいてうっとりしてしまいました、、、
  • 匿名希望 さん

    選ぶ言葉がいつも美しいなぁ。
    波にのまれて溺れてみたい気もするし、浮き輪でプカプカ浮いていたい気もする。
    いつか「小さな死」体験してみたいですね。
  • 匿名希望 さん

    いつか溺れてゴールにたどり着きたい…笑
  • 匿名希望 さん

    フランス語、大好きです♡

    死って気持ちいいもの説はよく聴きますね。

    ボクシングで、ノックアウトされてマットに沈み込む時。失神してるでもなく、痛すぎて、とか苦しすぎて、ではなくて、カウントが聞こえていても立ち上がれないのは、気持ち良すぎるからだとか。
    それに似た、まさにお風呂とか海みたいな、うわぁ〜還ってきた〜〜〜みたいな感じなのかな。

    オーガズム、死ぬまでに体験してみたいなぁ。それも女 風をはじめた動機だけど、セラピストさんでまだ外イキもしたことなくて。これからじっくりゆっくり深めていきたいな^_^
  • 匿名希望 さん

    女風ユーザーなのにどの口が言ってるんだ、なんですが、この世界でよく使われる直接的な言葉や表現は、いつまでも慣れません
    ふゆきさんのここはいつもそれがなくて、逆に美しくて耳心地もよくて
    海で例えるところも絶妙です
  • 匿名希望 さん

    小さな死、とはなんて甘美な響きなんでしょうね。
    とことん自分のためだけに深く波に溺れ死ぬことを期待して、女風を使っているのかもしれないなと思います。