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中原 ふゆきの写メ日記

2024年07月06日 18時54分 ハート21

No.91 自責と他責


自責と他責…
ふむ、久々にちょっと硬めのテーマですね。

なにか困ったこと、大変なことが起こると、
人はその責任をどこかに見出そうとします。

今日は雷が鳴りましたね。
雷も、昔まだ科学が未発達でその正体がわからなかったとき
怒った神の仕業だとして「神+鳴り」→「雷」となったのは有名な話です。

理由や原因のわからない不幸は怖い。
だから、すべての不幸、トラブルには原因、言い換えれば「責任」がある、
と考えるのが人の自然な考え方です。
「雷」やその被害の責任は神様にある、さらには、神様を怒らせてしまった私たち人間にある。
そう考えることで行いを正せるわけですね。
まったく原因のわからない問題を前に為す術なし、というのは人にとって最大のストレスですから。

問題は、その責任をどこに求めるか、だと思います。
たとえばあなたが友達の誕生日ケーキを持って歩いているとして、
その前をスマホを見ながら歩いてくる人がいるとして、
ぶつかってケーキを落としてしまったらそれは誰の責任なのか。

普通に考えればスマホを見ながら歩いていた相手が悪いです。
でも、それに気付けなかった自分の不注意もあるにはある。
自責傾向の強い人は、ここで必要以上に自分を責めて、必要以上に凹んでしまうと思います。
優しい人ほどそういう傾向がありますよね。

自分を責めるのが悪いわけでも、
他人を責めるのが悪いわけでもない。
自分であれ他人であれ、悪いのは責め過ぎること、本当は悪くないのに責めてしまうことです。

相手が本当に悪ければ責めたってっいいし、
自分が本当に悪ければ反省しなきゃいけない。
なにか問題が起こったときの責任の所在、
その配分を見極めるのが(難しいけど)いちばん大事なことなんだと思います。

それに、責任というとネガティブなイメージがつきまといますが、
英語の responsibility という単語は必ずしも悪い意味ではありません。
この単語は response(返答、応答)+ ible(可能)+ ity(名詞をつくる接辞)
という風に成り立っていて、そのまま訳せば「応答可能性」みたいな意味です。

「応答可能性」、ちょっとかっこよくないですか?
責任がある、というのはつまり、なにか問題に応える義務が、能力があるとみなされることです。

つまり自分に責任がある、
というのは言い換えれば、
自分でなんとかできる、という意味。

自分に何をどうできるのか、
他人に何を任せられるのか、
それを見誤らなければ
自責も他責も不要なストレスがなくなりそうですね。

今日はちょっと真面目な感じでお送りしましたが

さて、このうだるような暑さの責任はいったい誰にあるんだい?

ふゆきでした(⁠ ⁠´⁠◡⁠‿⁠ゝ⁠◡⁠`⁠)

コメント一覧

  • 匿名希望 さん

    「応答可能性」ていいね
    気に入った!
  • 匿名希望 さん

    雷とゲリラ豪雨凄かったですね
    ポツポツときたときに自宅に着いてよかったです
    自責と他責ってほんとおっしゃるとおりです
    お若いのにすごいです
    responsibilityてそんな風に考えたことなかったです
    よい気付きをありがとうございます
  • 匿名希望 さん

    自由と責任ってセットなのですよね。
    それが腑に落ちれば、生きるのは今より少し楽になるのかな。